『カンブリア宮殿』のMCで、作家の村上龍(むらかみ・りゅう)さん。
最近は放送のたびに「老化」ばかりが注目されがちですが、
学生時代はロックバンドを組み、バリケード封鎖し、美大生時代に芥川賞を受賞するという、なんとも凄まじく破天荒な経歴ヒストリーの持ち主です。
今回は、そんな村上龍さんの経歴ヒストリーを時系列に沿って、過去と現在をまとめました。
村上龍の経歴ヒストリーを時系列でまとめ!

御年70歳の、村上龍(むらかみ・りゅう)さん!
最近の『カンブリア宮殿』では、急激な老化に伴い、
と疑問に思った方もいるはず!
ここでは、村上龍さんの知られざるヒストリーな経歴をお伝えします!
- ペンネーム:村上龍(むらかみ・りゅう)
- 本名:村上龍之介(むらかみ・りゅうのすけ)
- 生年月日:1952年2月19日(70歳)
- 出身:長崎県佐世保市
- 職業:作家
- デビュー作:「限りなく透明に近いブルー」1976年
生まれは長崎の佐世保
1952年2月19日
長崎の佐世保に誕生した村上龍さん。
本名は、村上龍之助(むらかみ・りゅうのすけ)と言うんだそうです。
幼少期の貴重なお写真はコチラ

まだあどけない表情が可愛いですね。
幼少期は「変わり者」だったそうで、
- 美術教師の父親
- 数学教師の母親
というW教師のご両親から、
お前は将来サラリーマンにはなれない!
と言わていたんだとか。
目上の人に指示されるのも嫌うため、近所の人や教師にも「サラリーマンは無理だ」と言われていたそうです。
そんな村上龍さんが通った学校はコチラ
- 佐世保市立御船小学校(現在の金比良小学校)
- 佐世保市立光海中学校
中学校ではサッカーや陸上をやっていたそうですよ。
高校時代はロックバンド
高校に入学したのは、1967年。
- 長崎県立佐世保北高等学校
半年間はラグビー部に所属し、
その後は新聞部に所属したそうです。
この辺りから書くことに興味が出て来たのかもしれません。
意外だったのは、同時進行で、ロックバンドも結成していたこと。
「シーラカンス」という名前で、ドラムを担当していたそうです。
ロックバンド愛は卒業後も変わらず、
- 8ミリ映画の撮影
- 劇団結成
- フェスティバル開催
など、本格的に活動していたそうです。

こちらは1978年にロック雑誌に掲載された写真です。
ロック雑誌に載るほど、バリバリやってたんですね。
うっすら笑みを浮かべてます!
今の姿からは想像できませんよね。
しかし、この時のロックバンドの経験から、
ご自身の小説「ストレンジデイズ」の各章に、60年代ロックバンドの名曲を関連付けているようです。
村上龍の「ストレンジデイズ」を読みながら寝よう。解説を先に読んだんやけど、それだけでこれは間違いなく面白いと確信できるような感じやった。各章のタイトルに60年代のロックバンドの名曲を冠しているあたりもステキ。父さん、さすが、本の趣味もいいな。
— Yoshinori Sakuragi (@haro_gubbai) October 6, 2010
他にも、
- ロックバンドのような小説だ
- ロックバンドの経験があるからこその表現だ
など、さまざまな小説でファンがロック魂に反応しています。
よほど、ロックが好きなんですね。
芥川賞受賞

武蔵野美術大学に入学したのは、1972年。
美術教師だった父親の影響なのか、絵を描くのも好きだったんですね。
しかし、大学時代(当時24歳)には、『限りなく透明に近いブルー』という作品で、
- 第19回群像新人文学賞
- 第75回芥川龍之介賞を受賞
など、華々しい作家デビューを果たしています。
▼貴重な画像はコチラ

あまりの多種多才ぶりに驚きますが、高校を卒業してから1年4ヶ月ほど暮らした『東京都福生市』でのショッキングな文化が、村上龍さんの才能に火をつけたのかもしれません。
福生市と言えばアメリカ軍横田基地に近い街。

ここで村上龍さんは、
麻薬や乱交に明け暮れる若者たちの姿
を目の当たりにし、小説「限りなく透明に近いブルー」という作品が生まれました!
その後も、1980年には小説『コインロッカー・ベイビーズ』で、第3回野間文芸新人賞を受賞。
- 『69 sixty nine 』
- 『トパーズ』
- 『13歳のハローワーク』
など、大人気作家として数々の作品を世に誕生させています。
映画監督・テレビMC・CDリリース
村上龍さんは、長編・短編問わず作家活動を行いながら、さまざまな分野で活躍されています!
あまりの活躍ぶりに全ては書ききれないのですが・・・
1978年~「限りなく透明に近いブルー」を始め、映画監督デビュー
1987年~『Ryu’s Bar 気ままにいい夜』を始め、MCデビュー
1988年~熱中していたテニスの入門書を刊行
1992年~キューバに魅了されキューバ音楽のCDをリリース
その他にも評論家・対談インタビュー・絵本作家・電子書籍まで。
これらはほんの一部にすぎませんが、多岐にわたって活躍されているのがわかります。
人生で何回表彰されてきたのやら・・・
本当に凄い人生を歩んでこられたんですね。
村上龍の過去が凄い!近況は老化?

村上龍さんの若い頃は、今のイメージとはまるで違い、かなりぶっ飛んでいたようです。
高校時代に無期謹慎処分

村上龍さんは、高校3年生の夏、高校の屋上をバリケード封鎖し、無期謹慎処分をされています。
アメリカの原子力空母エンタープライスが佐世保港に入港した際に、全学連の入港阻止運動を目撃し、その姿に感動したんだとか。
1968年(昭和43年)。佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争の学生の模様です。 pic.twitter.com/SfxYIHFocD
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) December 6, 2016
バリケード封鎖
バリケード封鎖した理由は、当時好きだった女の子に、
と言われたからなんだとか!!
ちなみにこの時のことは、小説『69 sixty nine』に面白おかしく書かれ、妻夫木聡さん主演で映画化もされています!
あたしはこの映画が好き!そして、このノヴェルも本当に好きです! あぁぁ、村上 龍さんは天才です
*_*— ❀ //Daisy Red (@taiga_lily) March 22, 2011
こんなお騒がせエピソードが、後にベストセラーになるのですから、やはり天才はどこか枠からはみ出て生きているのかもしれませんね!
ちなみに、芥川賞を受賞した際に、母校の後輩が村上龍さんを招こうとしたそうですが、高校当局側に拒否されたという情報も!
芥川賞をとったばかりの村上龍さんを佐世保の母校の後輩が高校に講演で呼ぼうとしたら高校当局側に拒否されたらしいですね。バリケード封鎖から僅か数年しか経ってなかったから(笑)。
— Eguchi (@__eguchi) December 18, 2012
つまり、想像以上にとんでもないことをやらかしちゃったという事ですね!
血気盛んな若者時代でしたが、今は病気や老化が心配されています。
村上龍の過去と現在に関するネット上の声

それでは実際に、村上龍さんに関するネットの声を見ていきましょう!
村上龍さんの過去を知っている人なら尚更、今のお姿に驚いているのではないでしょうか?
久しぶりにカンブリア宮殿観てるんだけど、村上龍がすごくおじいちゃんになっててびっくりしてる。
— ニャロメ (@nyaromekusakabe) August 27, 2020
カンブリア宮殿久しぶりにみたら村上龍がおじいちゃんになっててビックリ…
— W S (@hanaaloha_) August 19, 2021
昔は憧れていたのにガッカリな人も!?
学生のころ村上龍かっけえなぁ、こんな大人になりてぇなぁと思ってたのだけど、もうすっかりおじいちゃんなんだな。年齢が口元や喋り方に出てるタイプで悲しい。
— となりのせきくん (@sekingo) April 8, 2021
ちょっと今は見ていられないという意見まで!!
え、村上龍?!どうした顔…。
— すべるバー (@suberubar) August 12, 2021
ちょっと村上龍の顔、見てられないな…
— ゆーじん (@yujin2310) August 19, 2021
確かに現在は老化が気になりますよね。
でも、村上龍さんが書いた作品は変わることなく、いつまでもファンの記憶に残っているよです。
楽と快楽は全く異なるのだということを、みんなで村上龍先生の本でも読んで、忘れないようにしよう。
— yuri (@yurinomono2) February 2, 2018
ふと、村上龍さんの小説の一節を思い出した。「人が人にしてやれることはシャンパンの泡のようにきらきらと輝く 自分を見せることだけ」・・・たしかそんなくだりだったような。確かあれを読んだのは高校2年位?あの1フレーズに妙に共感した感覚は、今でも変わらないなぁ。
— 前原加奈 / Kana Maehara (@maekana_) February 1, 2010
まとめ
今回は、村上龍(むらかみ・りゅう)さんのヒストリーな経歴についてお伝えしました。
思った以上にやんちゃな若者時代があり、思った以上に経歴が凄いことに驚きます!
現在は、体調を心配する声も多いようですが、いつまでもお元気でいて欲しいですね!